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服ができるまで ジーンズ

プランニング、パターン作成

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 時代とともに、流行が生まれては消え、また蘇ります。現在は、情報の発信がメディアからストリート変化し、個性と感性でジーンズを表現する時代といわれています。市場のニーズは多様化し、あらゆる種類のジーンズが混在しています。市場リサーチ及び、マーケティングをふまえ、ジーンズのデザインを起します。また日本人に似合うジーンズを作るために、体型調査を行い、毎年ミリ単位の微調整を繰り返します。

資材調達、マーキング(型入れ)、プロッター(型紙の出力及びカッティング)、裁断

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 アメリカ、アルゼンチン、オーストラリア等、世界から集められた原綿が混綿され、デニム用の丈夫な綿糸が作られます。染色、織布の後、 縫製工場で、 延反(効率よく裁断できるよう、生地を均等に重ねる作業)、裁断されます。裁断は本来は、高度な職人技が必要でしたが、現在ではコンピュータ制御により、その技術を再現しています。

縫製

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 ジーンズは、特殊かつ複雑な生産工程が必要です。生地が厚いため、普通のミシンでは針が通りません。1本のジーンズの縫製にあたり、20数人もの職人が分担して作業します。バックポケットなど細かなパーツから縫製をはじめ、後身頃・前身頃をそれぞれ形にし、ジーンズの形に縫い上げていきます。前見頃と後見頃を合わせる時は、6本の糸による、インターロック縫いで頑丈に縫い合わせます。その後、 フロントボタン取り付け、穴あけ、リベット打ち等がなされ、最後に、製品の革ラベルが取り付けられます。

検品、ウォッシュ加工、ユーズド加工

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 縫製後、製品の検品と、糸のほつれや残り、目飛びなどを細かくチェックし、 検針器にかけます。その後、ウォッシュ加工、ブラスト加工等、ジーンズ特有の加工が施されます。 これらの加工には、豊かな独創性と、高度な職人技が要求され、それぞれのジーンズファクトリーのこだわりが表現されます。

 

 取材協力:株式会社ビッグジョン